あなたは、「祈り」が医学的な治療に関係するとは思っていませんか?
実は、「祈り」は治癒のプロセスに深く関わっているのです。
私はこれまで20年以上、医師として数多くの患者さんの命と向き合ってきました。さらに、自らも“余命1カ月”の宣告を受けた体験を通じて、「祈り」がもたらす力を身をもって感じました。
なぜならば、「祈る」ことで脳と心の状態が整い、自律神経や免疫系にまで影響を与える——つまり、人が本来持っている自然治癒力が最大限に引き出されるからです。
この記事を読めば、祈りが単なる宗教的儀式ではなく、科学や医療の視点からも“治癒につながる行為”であることがわかります。
結論からお伝えすると、「祈り」は、心と体の回復力を高める“見えない処方箋”なのです。
祈りは日常にある
「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせることや、大切な人の無事や健康を願うことも、実はすべて“祈り”です。
日本では特定の宗教に属していない方も多いですが、それでも日々の生活の中で自然と祈る場面に出会っています。
それはきっと、私たちの中に“祈ることが何かに通じる”という無意識の信頼があるからでしょう。
余命1カ月と宣告されたとき
私は10年前、医師でありながら、ある日突然「余命1カ月」と告げられました。
その瞬間、「もうやりきった」「いつ逝ってもいい」と思った自分もいましたが――
家族の涙、幼い子どもたちの顔を見て、「やっぱり生きたい」と心の底から願いました。
そこから私は、「生きるためにできることはすべてやろう」と決意し、心と体を整えるあらゆる取り組みを始めました。その中の一つが「祈り」でした。
鎌倉・上行寺との出会い
ある日、私は神奈川県鎌倉市にある「上行寺(じょうぎょうじ)」というお寺を訪れました。
そこは“がん封じの寺”としても知られ、がんの回復を願って訪れる方も多い特別な場所です。
このお寺は一風変わっていて、神社のような鳥居があり、神様も祀られています。
住職さんはこう話されました。
「祈る対象なんて、なんでもいいんです。大事なのは“祈る心”そのもの。」
とても柔らかく温かな言葉でした。
本当に「祈りの本質」を体現しているような場所だったのです。
気の宿るタオルと、祈りのエネルギー
上行寺では、住職さんやお寺を支える方々が、私に「入院時に使うタオルにも祈りを込めましょう」と声をかけてくれました。
私はコンビニでタオルを買い、それを持って再びお寺へ向かいました。
そのタオルに、皆さんの思いと祈りを宿していただいたのです。
それが科学的にどれほどの効果をもたらしたか――
数値で測ることはできません。
でも、私は確かに“何かに守られている”という安心感、そして体の内側から湧き上がるエネルギーを感じました。
医学的にも証明されつつある“祈りの力”
実は、海外では祈りと治癒の関係について医学的研究も行われています。
特にキリスト教圏では、患者さんのために祈ることが一般的な文化として根づいています。
ある研究では、「他者からの祈りを受けた患者」の方が、受けていない患者に比べて回復が早かったという結果も出ているのです。
つまり、「祈り」は単なる心の慰めではなく、身体や細胞レベルにも影響を与える“目に見えないエネルギー”かもしれません。
祈りの本質は、“思い”そのもの
祈りは「神様にお願いすること」ではなく、「大切な誰かを思う心」そのものです。
そして、それはきっと相手に届きます。
だから、誰でも今この瞬間から祈ることができるのです。
- 病気で苦しんでいる方
- 大切な人の健康を願っている方
- 自分自身にエールを送りたい方
すべての人の中に“祈る力”がある。
それを、どうか思い出していただけたら嬉しいです。

