・「いつも過去の失敗を思い出しては落ち込んでしまう」
・「未来の不安ばかり考えて、夜も眠れない」
・「今、この瞬間を味わえていない気がする」
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そんなふうに、思考が“今”ではないところに飛んでしまうこと、ありませんか?
実は、体と心の不調の多くは「今に在ることができない」ことから始まっています。
なぜなら、人の思考が過去や未来をさまよっているとき、脳と神経系は“危機”と判断し、ストレスホルモンを出し続けてしまうからです。
反対に「今に在る」時間を意識的に持つことで、自律神経は整い、免疫力や回復力が自然と高まるのです。
この記事では、「今に在る」ことがなぜ心と体に良いのかを科学と体験から解説し、過去や未来にとらわれた思考を“今”に戻す具体的な習慣やワークも紹介しています。
結論から言うと、
「今に戻る力」は誰にでも育てられます。
「今に在る」とは? それが健康にどう関係するのか
「今に在る」とは、
過去を悔やまず、未来を心配せず、いま目の前の現実を味わっている状態のこと。
これは単なる精神論ではなく、神経科学や心理学でも明らかにされている“健やかに生きるための原則”です。
ストレスは「今」にいないときに生まれる
・過去を思い出して「後悔」しているとき
・未来を思い浮かべて「不安」になっているとき
人の神経系は、実際には目の前に危険がなくても、“脅威”にさらされているように反応します。
→その結果、交感神経が優位になり、
・呼吸は浅くなり
・血流は筋肉に集中し、胃腸の働きはストップ
・睡眠や回復に必要な副交感神経は働けなくなる
このような「慢性的な緊張状態」が続くことで、心と体の不調が現れてくるのです。
「今」に戻ることで起こる奇跡的な回復
僕自身も体験しましたが、
**「今この瞬間に感謝して、ありのままを受け入れる」**という心のあり方は、
ときに医学では説明のつかないような回復を導くことがあります。
このとき脳内では、
・セロトニン(幸福感)
・オキシトシン(つながり)
・ドーパミン(やる気)
などのホルモンが放出され、“自己治癒力”が活性化します。
なぜ私たちは「今」にいられないのか?
「今に在るといい」と分かっていても、
つい思考は過去や未来へと飛んでしまいますよね。
それは人間の脳の“進化の癖”でもあります。
人類が生き延びるために「危険を予測する」「失敗を教訓にする」必要があったため、思考は未来や過去へ向かいやすく設計されているのです。
でも、その働きが過剰になると、
「今」がおろそかになり、命そのものが削られていく。
だからこそ、意識して“今に戻る”習慣が大切になります。
“今に戻る”ための5つの習慣と実践ワーク
では、どうすれば「今」に戻れるのでしょうか?
ここでは、実際に多くの方が効果を実感している5つの方法をご紹介します。
① 呼吸に意識を向ける「マイクロ瞑想」
方法:
1分間、目を閉じてゆっくりと呼吸に意識を向けるだけ。
吸う息・吐く息の感覚に意識を集中します。
効果:
・自律神経が整う
・“今”に戻る習慣ができる
・不安が軽減する
② 五感を開く「今ここ観察法」
方法:
いま自分が
・「見えているもの」
・「聞こえている音」
・「感じている温度・肌ざわり」
などを実況中継のように言葉にしてみます。
例:
「白いカーテンが揺れている」「小鳥の声が聞こえる」「ひざがあたたかい」
効果:
・五感を通じて今に集中
・雑念が減り、安心感が高まる
③ 感謝ワーク「おかげさまで手帳」
方法:
1日3つ、「おかげさまで〇〇できた」と書き出します。
例:「おかげさまで朝、気持ちよく目覚められた」
「おかげさまで子どもと笑い合えた」
効果:
・過去や未来への執着から離れ
・“今、ここにある幸せ”に気づける
④ 体を感じる「1分ボディスキャン」
方法:
つま先から頭まで、順番に意識を向けて「いま、この部分はどう感じているか?」を観察します。
効果:
・“体”という今のリアルな感覚に戻れる
・不調や疲れに早く気づけるようになる
⑤「今この瞬間が人生」とつぶやく
これは強力なアンカー(戻る言葉)です。
一日の中で何度か、心の中で
「今この瞬間が人生そのもの」
とつぶやいてみてください。
思考が過去や未来に飛びそうなとき、
この一言があなたを“命の真ん中”に連れ戻してくれます。
「今に在る」ことは、命とつながること
「今に在る」ことは、
ただ“今っぽく生きる”ことではありません。
それは、
「命」と繋がること
そして、
「自分自身」ともう一度深く出会い直すことです。
まとめ:命は過去にも未来にもない。“今”だけにある。
体と心を整えたいなら、
答えは意外なほどシンプル。
“今に在ること”
それがすべての出発点であり、回復への近道でもあります。
過去や未来に思考が向いたとき、
自分を責めるのではなく、
そっと「いま、ここ」に戻してあげましょう。
【最後に】あなたに贈る一言
いのちは、「今ここ」にしかありません。
思考が揺れ動くときほど、心静かに呼吸し、「今」に帰ってきてください。
そこにすべての癒しと、はじまりがあります。

